クラフトアップルのM24は他社製のエアコッキングライフルとはかなり構造が
異なります。
APS等のライフルはコッキングしたシリンダーが戻る時、最後の数センチの部分で
マガジンから弾を拾ってチャンバーへ送り込みます。
(マガジンの弾がチャンバーのすぐ入り口にあるためにこのようなシステムになります)
そのためマガジンは実物とは大きく異なるかなり前方に設置されています。
コッキングの際、シアがかかりさえすれば何らかのトラブルが無い限りシリンダーを
普通に戻せば確実に給弾されます。
構造はシンプルでトラブルが少ないメリットがありますが反面リアリティーに欠ける、
銃の全長に対してインナーバレルが短いというデメリットがあります。
CAWのM24は外観を実銃通り忠実に再現するため特殊な給弾システムが採用
されています。
まずマガジンを実銃と同じトリガーのすぐ前に配置しました。
そのため一般的なコッキングとは異なりシリンダーが最後部まで引かれた時に
シリンダー先端のサブチャンバーに給弾しシリンダーを前に戻した時にメインチャンバーに
弾を送り込むという特殊な工程になっています。
このシステムは外観(マガジンの位置)がリアルにできるというメリットがありますが
繊細で複雑な構造はトラブルが非常に多く、弾がチャンバーに入るまでにどうしても
傷が付くため命中精度にも悪影響が出ます。
(これがスナイパーとして一番致命的な問題です)
コッキングの最後部で給弾されるのでよほど注意して引ききらないと肝心な時に
まさかの空撃ち!なんて事にもなります。
構造を理解していればコッキングの時にサブチャンバーへ弾が入るかすかな音と
感触で確認できますが追い詰められた状況などではそれも困難です。
弾が噛んでボルトが動かなくなるトラブルもノーマル状態ではほとんどの銃で発生
するでしょう。
このようなたくさんのトラブルも各箇所の微調整で克服することは可能ですが根本的
な不安要素は取り除けないので1発勝負のスナイパーでは頼りにできず結局実戦で
活躍することはありませんでした。

上:PDI製M24 下:CAW製M24



実銃と同じ位置のマガジン
マガジン自体の構造やスプリングの強度、マガジンを押さえる蓋の板バネなども
給弾不良の原因となっています。


トリガー付け根のすぐ前にある四角い突起を押し込むだけで
シリンダーをリリースすることが可能です


左:CAW純正のエアダンパーピストン
右:PDIの後方吸気ピストンを改造したエアダンパーピストン
  サイレンサー付きのAPSと同じくらい消音効果があります。



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