【MP9(KSC:SYSTEM7)】


【実銃のMP9とは?】
MP9はオーストリアのステアー社が開発したTMPをイギリスのB&T社が権利を買って
リニューアルした製品です。
従来サブマシンガンといえばオープンボルトが主流でした。
この方式はボルトが後方で待機(排莢ポートが開いた状態)し、トリガーを引くとボルトが
前進しながら給弾、そのまま発射して排莢、後退して待機というプロセスで動きます。
構造が単純で安価に製造できますがトリガーを引いてから発射されるまでのタイムラグや
命中精度の悪さが原因で狙って撃つというより近距離でばら撒くという使い方が主流でした。
これに対するクローズドボルトとはM4などの一般的なアサルトライフルのようにチャージすると
ボルトがチャンバーに給弾して閉鎖、トリガーを引くと内部の撃針のみが前進して発射するため
タイムラグやブレがないため安定して高い命中精度を得ることができます。
当然構造が複雑になるため価格は高くなります。
時代の流れの中で民間人を巻き込む状況が多い法執行機関では強力なアサルトライフル
よりも9mm拳銃クラスの弾丸を使用する機種の導入が進められ、サブマシンガンでありながら
クローズドボルトを導入して高性能だったMP5系が爆発的に普及していきました。
ステアー社もこの市場に参入すべくTMPを製造販売しました。
小型軽量高性能でMP5を凌ぐ先端技術と拡張性を備えて登場しましたがすでにMP5の独占状態
にあった市場に切り込む余地はなく、悲運の名作として姿を消してしまいました。
時が流れ、ユーザーがMP5系よりも高性能なものを求め始めたのを受けてB&TがTMPの権利を
買い取り、さらなる改良を加えて市場に投入したのがMP9です。

【エアガンのMP9とは?】
かつてKSCはTPMシリーズを販売していました。
「好きな人は好き」という感じでそれほど人気も無く、よほど気温が高くなければ1マグをフルで
撃ち切れない燃費の悪さでサブマシンガンの魅力を感じさせる製品ではありませんでした。
数年のブランクを経て、実銃のMP9が発売されたのに合わせてKSCもTMPをリニューアルし
内部機関に好評のSYSTEM7を搭載して発売されました。
この製品の特徴は何と言っても作動の快調さです。
クローズドボルトの恩恵はガスガンでも有効で、UZIやイングラムのようなタイムラグのない
切れのあるセミオート、抜群の回転数のフルオートを実現しています。
SYSTEM7のおかげで燃費も良く、TMPと同じマガジンを使用しているのにヘタることなく
全弾撃ち切ることができます。

MP9は折り畳み式のストックとレイルを装備しています。
ストックは畳むとフォアグリップと一体化します。


マガジンはロングとショートの2種類があります。
ショートにするとかなりコンパクトなルックスになります。



TMPのハイダーは単純なパイプ状で外すとサイレンサ用のネジが切ってありました。
MP9ではMP5のように三方に突起が出た形状になっていて専用サイレンサーを簡単に
付けられるようになりました。


(専用のサイレンサー)



このMP9を使ったインドアゲームのムービーがゲームリポートにあります。
こちら>


【サイレンサーを調達!】
サブマシンガンといえばルックス的にやはり欲しいサイレンサー
社外品はありませんし特殊形状のため流用もできません。
しかし純正品は実売8000円前後で高すぎ!(ロングマガジン2本分)
当然ガスブローバックなので電動ガンのような消音効果がある訳ではありません。
しかも長い!せっかくのコンパクトさを損なってしまうためもし購入しても使わないだろうな〜
なんて考えていましたが何か部品が取れたままのようなマズル周辺がどうにも気になります。
そこでオリジナルでショートサイレンサーを製作しました。
適当な樹脂パイプでハイダーの三つ羽根がハマって回転ロックができる土台を作り、アルミパイプで
外装&補強しました。
緩めに造った状態でロック部分に粘土状の金属パテを盛り、固まらない微妙な所で銃に装着して
型を付けました。
これを修正しながら数回ほど繰り返すとまるで純正品のような全くガタの無い脱着部分が完成です。
消音は期待しませんが一応ウレタンを入れています。
電動ガンで使えばかなり音が落とせるのですがMP9では発射音が変化する程度です。


パイプそのままのような形状ではTMPのようになるので今回は梨地にしてみました。
そのままでも確実に固定されて外れることは無さそうですが振動が激しい銃なので
マズルの純正サイレンサ用切り欠き部分に合わせてビスを入れるようにしました。
戦闘中に外すことはできませんが支障のない長さにしているので問題ないでしょう。
ビスを止めなければ簡単に着脱できます。


何も無いよりもちょっと雰囲気が良くなったように感じていますが客観的にはどうでしょうか?
ムキ出しの武骨さが良いという人もいるでしょう。


全長は数センチ伸びただけなので取り回しには影響ありません。