THOMPSON M1A1

トンプソンと言えばドラムマガジンにフォアグリップでマフィアがバリバリ撃ちまくるシーンか
第2次大戦で米軍が使っているシーンの2つが思い浮かぶと思います。
しかし2つのトンプソンはタイプが異なります。
前者は主にM1921で「トミーガン」の愛称で知られています。
その後軍用にマイナーチェンジされたM1928を経て第二次大戦時には量産仕様のM1A1が
誕生し1942年に米軍に正式採用されました。
外観は初期の物よりシンプルになっています。
ちなみにトンプソンは分類的には「SMG」ですが一応長モノなのでこちらのコーナーに入れています。

トンプソンはマガジンが入る部分がくびれており、樹脂製で形成するには強度を確保することが
できませんでした。
そこでマルイは思い切ってアウターからアッパーレシーバーを金属にして製品化しモデルガンの
ように高い質感を持つ電動トンプソンを完成させました。
AKと同じく外観は旧世代のモデルですが中身はM16系よりも新しい設計になっています。
もちろん実射性能は申し分ありません(中身がほとんど一緒なので当たり前ですが)
メカボックスはP90と同じですが発射サイクルを落とすためスパーギアのサイズが異なっています。
楕円形の軸受けの向きを変えることによりサイズの異なるギアを使い分ける合理的な構造です。
トンプソン用の強化ギアはなかなかおめにかかれませんがこの軸受けの向きを変えることにより
一般的なギアが使用可能になります(発射サイクルは早くなってしまいます)

トンプソンのプラストックも安っぽい感じでせっかくの金属フレームが台無しです。
スプレーとサンドペーパーで木目塗装すると質感がかなり向上しますがやはり木製ストックに
交換するのがベストですね。

トンプソンの魅力とは・・・
グリップは大きめで握りにくい、ストックは長目でひじが伸びてしまう、金属製バットプレートは
肩へのおさまりが悪く滑りやすい、ガスコックのようなセーフティーやセレクターは使いにくい、
マガジンはフレームの溝にはめなければならないので手間がかかる、マガジンキャッチも
操作しにくい・・・・とても無骨な外観に現代では考えられない人間工学を無視した操作性・・・
トイガンとしてのトンプソンもその例外ではなく、使い勝手の悪さで言えば1、2を争えます。
良いとこ無しのトンプソンですがこの銃を構えた瞬間に何とも言えない緊張感がやってくる人は
少なくないと思います。
それは幼い頃から脳裏に焼きついた圧倒的火力を持つ「機関銃」「マシンガン」がトンプソンそのもの
だったからなのかもしれません。
最近の大戦モノブームで再び火がついたトンプソン、どんなに近代兵器が普及してもこの銃の持つ
魅力はなかなか衰えません。
(※電動トンプソンの実射性能は非常に高く十分使えます)